ウェタル島(ウェタルとう、weter)は、インドネシアのマルク州に属して、バラトダヤ諸島(インドネシア語で南西の意)最大の島である。アロール島とティモール島を含んでいる小スンダ列島の東に位置しているが、マルク諸島の一部と考えられる。ウェタル海峡の南56kmにティモール島があり、オンバイ海峡を挿んで西側にアロール島があり、南西には、リラン島というひじょうに小さい島、さらに東ティモール領のアタウロ島がある。北はバンダ海に面し、東にBarat Daya諸島のロマン島、ダマル島(Damar Islands)などがある。ウェタル島の主要都市は、北西のLioppa、南のIlwaki、北のWasiri、東のMasapun、北東のArwalaで、これらは道路によって結ばれている。

地理

ウェタル島は東西130km、南北45km。3600平方kmで、珊瑚礁と深い海に囲まれている。(海はダイビングに適している) 島の最高点は1412m。

ウェタル島はインド・オーストラリアプレートとユーラシアプレートの衝突でできたBarat Daya諸島とバンダ諸島を含んでいる火山島群の一部である。島にあるグノンアピウェタル山(標高282m)は、1512年と1699年に噴火した記録がある。また、ウェタルには、多くの金鉱脈が存在する。

ウェタル島は、他の近い島と共に、ウェラシア(アジア、オーストラリアの大陸棚から海溝で分断された領域)の一部を形成している。この領域は固有の珍しい動物群で知られ、ウェタルでも例外ではなく、162種鳥の固有種がある。保護区がなく、絶滅の危機にさらされているものもあり、保護区設定が提案されている。雨は季節風の関係でひじょうに激しい降るときがある。また、島は熱帯広葉樹林でほとんど覆われ、渇水期には、多くの木が落葉する。ティモール島とウェタル落葉樹林エコリージョンの一部を形成している。

文化

言語は、マレー・ポリネシア語派のウェタル語(リラン島とアタウロ島で話されている)で、ティモールのテトゥン語と同じ集団に属する。この他にAputai、Ili'uun、Perai、Talur、Tugunがあり、それぞれ話者は、約1,000人の小集団である。また、一般的にはインドネシア語か、アンボネスマレー(17世紀にキリスト教伝道において伝わったマレー語)の方言が使われる。

島の産業はサゴ椰子の零細農業で、亀甲を取り引きが禁止されていない国に集めて輸出している。

住民の大部分はパプア系。大部分はイスラム教徒だが、少数のキリスト教徒がいる。

脚注



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