リー・ルイス・マジーリ(Lee Louis Mazzilli, 1955年3月25日 - )は、アメリカ合衆国・ニューヨーク州ニューヨーク市ブルックリン区出身の元プロ野球選手(外野手)、プロ野球監督。右投両打。
息子のL.J.マジーリは、2013年6月のMLBドラフト4巡目(全体116位)でメッツから指名され、プロ入りしている。
経歴
現役時代
1973年のMLBドラフト1巡目(全体14位)でニューヨーク・メッツから指名され、プロ入り。1976年9月7日にメジャーデビュー。翌1977年から中堅手のレギュラーとなる。甘いマスクで女性ファンを虜にし、ニューヨーク切っての人気を誇るなど看板選手として活躍した。特に1979年は打率.303・15本塁打・79打点・34盗塁・出塁率.395の活躍で、オールスターに選出された。そのオールスターでは代打同点本塁打を放っている。
1982年にテキサス・レンジャーズへ移籍してからは低迷したが、ニューヨーク・ヤンキース、ピッツバーグ・パイレーツを経て1986年途中にメッツへ復帰。同年のボストン・レッドソックスとのワールドシリーズではいずれも同点のきっかけを作る2本の代打安打を放ち、世界一に貢献した。トロント・ブルージェイズでプレーしていた1989年に引退した。
引退後
引退後は俳優への転身を目指したが実現せず、指導者となった。ともにヤンキース傘下のA 級タンパ・ヤンキース(1997年から1998年まで)とAA級ノーウィッチ・ナビゲイターズ(1999年)の監督、ヤンキースの外野守備兼一塁コーチ(2000年から2003年まで)を歴任した。2004年にはボルチモア・オリオールズの監督に就任したが、低迷するチームを立て直せず2005年8月4日に解任された。2006年にはヤンキースへ復帰してベンチコーチを務めるも、1年で退任した。
その後、スポーツネット・ニューヨークの解説者となった。
詳細情報
年度別打撃成績
年度別監督成績
獲得タイトル・表彰・記録
- MLBオールスターゲーム選出:1回(1979年)
背番号
- 12(1976年)
- 16(1976年 - 1982年途中、1984年途中 - 1986年途中)
- 24(1982年途中 - 同年終了)
- 11(1983年 - 1984年途中)
- 13(1986年途中 - 1989年、2004年 - 2005年)
- 54(2000年 - 2001年、2006年)
- 52(2002年)
- 53(2003年)
脚注
関連項目
- メジャーリーグベースボールの選手一覧 M
- メジャーリーグベースボールの監督一覧
- ボルチモア・オリオールズの歴代監督一覧
外部リンク
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- 監督の通算成績と情報 Baseball-reference.com




