ズイナ属(ズイナぞく、随菜属、学名: Itea)は、約10種の灌木からなる植物の属である。葉は互生である。花は小さく、5つの萼片と5つの花弁からなり、総状花序あるいは穂状花序である。

ズイナ属は東アジア原産で、北米東部の落葉性灌木の一つである。

一部の種は、その長い穂と香りの良い頭花から観賞用庭園で育てられている。これらは、中央および西中国原産のI. ilicifolia(支那ズイナ)やI. yunnanensisがある。北米東部の落葉性のコバノズイナ (I. virginica) はこれらと異なり直立に生長する特徴がある。

ズイナ属には以下の種が含まれる。

  • シマズイナ Itea chinensis Hook. & Arn.
  • イテア・イリキフォリア Itea ilicifolia Oliv.
  • ズイナ Itea japonica Oliv.
  • ヒイラギズイナ Itea oldhamii C. K. Schneid.
  • ヒメズイナ Itea parviflora Hemsl.
  • コバノズイナ Itea virginica L. - Virginia Sweetspire
  • Itea yunnanensis Franch.

脚注

参考文献

  • European Garden Flora, vol. 4.
  • Hillier; Manual of Trees and Shrubs.

関連項目

  • シナズイナ

コバノズイナ

ズイナ

ズイナ

植物編のズイナ科のズイナ

ズイナ