ジョシュア・パトリック・ウィリアム・スペンス(Joshua Patrick William "Josh" Spence , 1988年1月22日 - )は、オーストラリアのビクトリア州ジーロング出身の元プロ野球選手(投手)。左投左打。
経歴
高校時代は球速の遅さからスカウトの目に留まらず、卒業後に渡米。セレクションを経て大学野球の名門アリゾナ州立大学に入学。
在学中の2008年にはMLBドラフト25巡目(全体768位)でアリゾナ・ダイヤモンドバックスから指名されたが拒否。2009年にはMLBドラフト3巡目(全体110位)でロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムから指名されたが、再び拒否した。2010年は肘の神経痛により登板せず、同年のドラフトでは9巡目(全体274位)でサンディエゴ・パドレスに指名された。
2011年はAA級サンアントニオ・ミッションズで開幕を迎え、6月21日にメジャー初昇格を果たし、6月24日のアトランタ・ブレーブス戦でメジャーデビュー。9点リードの9回表から3番手として登板し、1回を無失点に抑えた。
2012年はAAA級ツーソン・パドレスで開幕を迎えたが、4月8日にメジャー昇格。5月14日にAAA級へ降格した。シーズン終了後にDFAとなり、11月6日にウェーバーでニューヨーク・ヤンキースに移籍した。12月14日にDFAとなった。
2013年はAAA級スクラントン・ウィルクスバリ・レイルライダースで33試合に登板し1勝1敗1セーブ、防御率3.98だった。8月3日に放出された。
2013年12月29日にマイアミ・マーリンズとマイナー契約を結んだ。2014年5月20日にFAとなった。その後は独立リーグ・フロンティアリーグのウィンディシティ・サンダーボルツ、アメリカン・アソシエーションのアマリロ・ソックスでプレーした。
現役引退後は、2015年から2017年までサンディエゴ・パドレス傘下のマイナー球団の投手コーチを務め、2019年からはオーストラリアン・ベースボールリーグのアデレード・ジャイアンツの投手コーチに就任した。
投球スタイル
フォーシームはほとんど投げず、平均84マイル(135km/h)のツーシームと平均78マイルのスライダー、平均77マイルのチェンジアップを持ち球にしている。MLBでも有数の軟投派で、2011年のファストボールの平均球速は10イニング以上投げた投手ではナックルボーラーのティム・ウェイクフィールドを除くと最も遅かった。ただし、コントロールはあまり良い方ではない。
詳細情報
年度別投手成績
脚注
関連項目
- オーストラリア出身のメジャーリーグベースボール選手一覧
外部リンク
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)



