岡元 勇人(おかもと はやと、1974年10月16日 - )は、島根県出身の元サッカー選手。
来歴
島根県立出雲工業高等学校では3年生時に国体、全国選手権に出場。
1993年に同校を卒業し、東京ガスに入社。社員選手としてジャパンフットボールリーグに所属する同社サッカー部(現FC東京)に加入した。主に左サイドの攻撃的ミッドフィールダーやフォワードとして出場を重ね、縦への突破力を活かして 前線をかき回し貪欲にゴールを狙うプレースタイルから「突貫小僧」の異名もあった。大熊清監督からは、膠着した試合展開を打破できる切り札として考えられていたため 先発から外されることもあったが、1997年末の天皇杯では準々決勝のベルマーレ平塚戦で延長戦にボレーシュートで劇的な決勝点を挙げて ベスト4進出の立役者となり、翌1998年のリーグ戦ではシーズン終盤に入り得点を重ねてチームの初優勝に貢献するなど、大舞台に強さを発揮した。
1999年、東京ガスはFC東京としてJリーグに加盟し、新たに発足したJリーグ ディビジョン2(J2)に参加。J2開幕戦のサガン鳥栖戦で、岡元は前半4分に加賀見健介のクロスから先制点を挙げ、これがJ2の第1号ゴールとして記録された。夏場に負傷離脱して以降、復帰後も中々主力として定着することができず、J1へと昇格した2000年には僅か1試合の出場にとどまり、この年限りで退団した。
2001年に日本フットボールリーグの横河電機(現:東京武蔵野シティFC)に移籍。中盤の要の一人としてチームを牽引したが、2002年5月に退団。選手生活を退いた。
愛称の“タロー”は芸術家の岡本太郎に由来している。
所属クラブ
- 島根県立出雲工業高等学校
- 1993年 - 2000年 東京ガスサッカー部 / 東京ガスフットボールクラブ / FC東京
- 2001年3月 - 2002年5月 横河電機サッカー部
個人成績
- 1993年6月20日:JFL初出場 - JFL1部第4節 vsヤマハFCジュビロ磐田 (多摩)
- 1993年6月27日:JFL初得点 - JFL1部第5節 vs教育研究社FC京都パープルサンガ (西京極)
- 1997年10月2日:JFL100試合出場 - JFL第25節 vsサガン鳥栖 (鳥栖)
- 1999年3月14日:J2初出場・初得点 - J2第1節 vsサガン鳥栖 (西が丘)
- 2000年4月15日:J1初出場 - J1 1st第7節 vsガンバ大阪 (国立)
脚注
関連項目
- FC東京の選手一覧
- 横河武蔵野FCの選手一覧
外部リンク
- 岡元勇人 - WorldFootball.net (英語)
- 岡元勇人 - Transfermarkt.comによる選手データ (英語)
- 岡元勇人 - J.League Data Siteによる選手データ


